常用漢字表

2017.01.13

常用漢字表とは

 常用漢字とは、「一般の社会生活において、現代の国語を書き表す場合の漢字使用の目安を示す」もの。文部科学省文化庁国語審議会の答申をもとに、内閣告示される。

 現在の常用漢字表は2010年に告示されたもので、2136字/4388音訓[2352音・2036訓]が掲載されている。

 常用漢字表の前書きには以下のような説明がある。

1 この表は、法令、公用文書、新聞、雑誌、放送など、一般の社会生活において、現代の国語を書き表す場合の漢字使用の目安を示すものである。

2 この表は、科学、技術、芸術その他の各種専門分野や個々人の表記にまで及ぼそうとするものではない。ただし、専門分野の語であっても、一般の社会生活と密接に関連する語の表記については、この表を参考とすることが望ましい。

3 この表は、都道府県名に用いる漢字及びそれに準じる漢字を除き、固有名詞を対象とするものではない。

4 この表は、過去の著作や文書における漢字使用を否定するものではない。

5 この表の運用に当たっては、個々の事情に応じて適切な考慮を加える余地のあるものである。

 

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歴史

  • 1946年1850字が当用漢字として公布された。
  • 1981年告示された常用漢字表は当用漢字を受け継ぐむものとして制定され、1945字/4087音訓[2187音・1900訓]が掲載されている。
  • 2010年現在の常用漢字表が告示された。

 

潮流

 2016年に、文化審議会国語分科会は「常用漢字表の字体・字形に関する指針(報告)」をまとめた。要旨は以下の2点である。

 ○手書き文字と印刷文字の形には表し方の習慣に違いがあり、どちらか一方だけが正しいというわけではない。

 ○手書き文字の形は多様であり、その文字としての骨組みが認められるのであれば、細部の違いによって誤りと判断すべきではない。

 この指針では、いろいろな書き方がある漢字を整理し、課題をQ&Aで解説している。さらに、常用漢字全てについて、印刷文字のバリエーションや手書きされた字形を例示している。

 

 

[坂本陽一 株式会社新興出版社啓林館 20170111]