JEPAニュース175号

2011.10.01

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JEPAニュース175号
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01. 事務局から
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●11月16日(水)14:00~ 第4回 電子出版技能講座 秀丸エディタ入門 1日目

●11月16日(水)17:00~ ビジネス委員会 JEPA事務所

●11月17日(木)15:00~ 特別定例会セミナー「文字図形共有基盤」日本教育会館 飛鳥&芙蓉

●11月17日(木)16:00~ 電子図書館委員会 JEPA事務所

●11月18日(金)14:00~ 第4回 電子出版技能講座 秀丸エディタ入門 2日目

●11月22日(火)14:00~ 「出版契約、書協新雛型」に関する意見交換会 英語センター

●11月24日(木)16:30~ 広報委員会 JEPA事務所

●11月24日(木)18:00~ 11月度理事会 日本教育会館 8階 810会議室

●11月30日(水)13:30~ EPUB最新動向セミナー ~EPUB台湾会議とJBasic~ 日本教育会館 飛鳥

●12月21日(水)15:00~ 12月理事会、電子出版大賞選考会、特別貢献賞、講演、忘年会 日本教育会館 平安

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02. キーパーソンズ・メッセージ https://www.jepa.or.jp/keyperson_message/201110_368/
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03. 調査報告
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●加速する中国の電子書籍産業とその課題克服に向けた中国政府の政策ビジョン
http://e-public.nttdata.co.jp/f/repo/803_a1110/a1110.aspx

中国の出版業は認許可の対象、そこで進められている電子化なので実用書、専門書が中心。

その中国のインターネット利用者数は3.8億人。そのうち30%弱がすでに電子書籍を利用(2009年)。

●Kindleはもはや電子書籍の標準!? Kindle書籍を図書館から借りてみた
http://journal.mycom.co.jp/column/svalley/433/

米国では、11,000カ所以上の公立図書館で、Kindle形式での電子書籍の貸し出しが始まっている。

だからと言って、日本の図書館関係者は期待しないほうが良い。日本では、図書館と周辺の書店の関係は微妙な

バランスの上にある。Amazonにしてみれば、米国では公共図書館を電子書籍の販売支援拠点に使えるし、

図書館周辺のリアル書店を叩き潰せば自社のシェアも上がるし、一石二鳥の策なのかもしれないのだから。

●Bookstream、電子教科書をより多くの学生に
http://ebook.itmedia.co.jp/ebook/articles/1110/14/news061.html

視覚障害などから、通常の紙の教科書では不自由な特別な学生に向けたソリューション。

ここでも学校側のコスト制約が問題だったが、電子教科書がひとつの解になり、そしてそれが取り

も直さず一般学生向けの電子教科書導入にきっかけになる可能性。

●JBasic
http://www.epubcafe.jp/jbasic

EPUB3.0仕様に準拠した、文庫、新書、一般書などを制作するためのガイドライン。書籍作成者がHTML、CSSなどの

詳細を知らなくても、テキスト部分を編集すれば、それだけで電子書籍が作れるような「ひな型」も提供します。

EPUB描画エンジン「Apple/Google WebKit」と「Adobe RMSDK」で同じような表示結果を得ることが可能になります。

●どうなる? どうする!? 日本の電子出版
http://gihyo.jp/news/report/2011/10/2701

「現在の日本の電子書籍の状況は,2000年にAmazonが日本に進出してくる直前(Amazon前夜)に似ている」、と。

文化通信社 星野渉氏。「eBP Meetup 2011~電子出版2年目の課題と3年目への展望」レポート。

●EPUBを採用しAndroid・iPhone・iPad等からの電子書籍閲覧が可能に。
http://www.papy.co.jp/info/index.php?page=/release/111021.htm

『電子書店パピレス』がスマートフォン&タブレット対応開始。機種変更しても、引き続きコンテンツの利用が可能。

電車の中でスマートフォンを使って読んでいた電子書籍を、帰宅後にタブレット端末で読む、といった使い方ができる。

●紀伊國屋書店、購入済み電子書籍を管理・閲覧できる「Kinoppy for PC」を無償公開
http://www.forest.impress.co.jp/docs/news/20111021_485380.html

「本屋」の目線。一度購入した作品を、複数の端末で相互利用できる。さらにシャープ製「ブンコビューア」および

ボイジャー製「T-Time」といった電子書籍リーダーを同梱も。

●EPUB3 Demo and Examples
http://www.youtube.com/watch?v=_FVs5FVmVVc

EPUB3に関するプレゼンテーション(28分)。最初に自然科学系の専門書の画面事例が出てくる。折れ線グラフ、数式。実務的

かつ体系的に解説。ボストンで6月に開催された学術出版協会「Society for Scholarly Publishing」の年次会議にて。


今回の配布数はE-Mailで約3500通です。