2016年12月6日 国立国会図書館の役割と電子書籍・電子雑誌収集実証実験

2016.12.04

国立国会図書館は、電子書籍・電子雑誌などについても資料を収集・保存しています。
当面は、無償かつ技術的制限手段のないものに限定していますが、昨年末より出版社などが有償で発行しているオンライン資料の国立国会図書館への納本、保存、閲覧についての実証実験が開始されています。その結果を見て収集・保存、そして公開についての検討が行われる予定です。今回の実証実験が、商業的な配信との整合性を考える上で、大変重要な役割を果たすと考えられ、その進捗に注目が集まっています。
そこでこの実証実験について関係各所と交渉を重ねる国立国会図書館の小熊美幸主任司書様に、現在までの進捗報告をして頂くと共に、同図書館の情報資源の構成、そもそもの納本制度等について、詳しくお話頂きました。

講師:国立国会図書館収集書誌部主任司書 小熊美幸 氏

講演概要: 【⇒配布資料】
国立国会図書館は、2013年7月1日から、改正国立国会図書館法に基づいて、私人が出版したオンライン資料を収集・保存しています。当面は、無償かつ技術的制限手段のないものに限定しています。一方、有償のオンライン資料については、2015年12月1日から実証実験を開始しました。
有償オンライン資料収集のために行っている実証実験についての報告を中心に、国立国会図書館の情報資源の構成、納本制度等についてご紹介します。

セミナー概要:
日時:12月6日(火) 15:00-17:30
料金:JEPA会員社は無料、非会員社:3000円
会場:飯田橋:研究社英語センター
主催:日本電子出版協会(JEPA)