JEPAニュース164号

2010.11.01

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JEPAニュース164号
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01. 事務局から
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●11月17日(水)17:00~ デジビジ委員会 JEPA事務所

●11月18日(木)16:30~ 広報委員会  JEPA事務所

●11月22日(月)13:00~ EPUB日本語拡張仕様セミナー 

             国立情報学研究所 一橋記念講堂 

         https://www.jepa.or.jp/seminar/seminar.php?id=164

●11月24日(水)16:00~ デジビジセミナー日本教育会館9階 光琳の間

         https://www.jepa.or.jp/seminar/seminar.php?id=163

●11月25日(木)18:00~ 11月度理事会 日本教育会館9階 芙蓉の間

●12月22日(水)15:00~ 12月度理事会 日本教育会館9階 平安の間

       15:30~ 電子出版アワード授賞式、定例会講演、JEPA忘年会

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02. キーパーソンズ・メッセージ https://www.jepa.or.jp/keyperson_message/201011_357/
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03. 調査報告
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●「G2010設立の理由と経緯」
http://ryumurakami.jmm.co.jp/g2010.html

数々の文学作品で日本の文芸界に影響をあたえ、日本の経済社会へも刺激を与え続けてきた村上龍が、<本のデジタル化>へ大きな石を投げた。

コストと収支のデータを公開し、出版社と業界が抱える問題点をクリアに抉り出した。

●「電子書籍交換フォーマット」の正体を総務省に聞く
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20101104/353747/

「著作物の付随的な利用」(A類型)、「適法利用の過程における著作物の利用」(B類型)、「著作物の表現を享受しない利用」(C類型)

という3つの類型において一般規定を導入。http://bit.ly/cOLH8c

●佐々木俊尚メルマガ/新刊『本当に使えるウェブサイトのすごい仕組み』発売開始!
http://hari2.booklog.jp/?eid=3

パブーで購入すればコピー自由。iPadでもKindleでもPCでも、pdf/ePubが読める機器ならどんな機器でも。しかもメルマガのアーカイブ(過去記事)がパブーで読める。

●学研グループ、iPhone/iPad向け「学研電子ストア」11月末オープンへ
http://www.gakken.co.jp/news/hd/201010/20101028.html

株式会社ヤッパと株式会社モリサワの共同開発によるiPhone/iPad向けアプリを利用し、学研各社の電子書籍購入・閲覧が可能に。

●フランクフルト・ブックフェアで次期EPUBの概要発表
http://www.dotbook.jp/magazine-k/2010/10/22/next_epub_supports_vertical_layout/

EPUBの日本語対応が進んでいる。電子書籍がワープロ専用機の轍を踏むことのないように、しなければならない。

●総務省 電子書籍「環境整備事業」への懸念
http://www.ebook2forum.com/members/2010/10/japanese-government-suppot-local-format/

世界で流通するフォーマットは、AZWを含めて、InDesignやMS Wordからの出力が可能で、ほぼ無料で変換できる。

日本流中間フォーマットに過度にこだわるのはどうか、と。「統一フォーマット」より製作環境を。

●問題はデジタル教科書ではなく教育
http://news.livedoor.com/article/detail/5083231/

現状でも、現場の多くの教師たちには時間の余裕がなく、充分な予算も与えられていない。問題を抱えた現場に、

デジタル教科書を性急に導入すれば、教育にもデジタル教科書にもいい結果はもたらさない。

●ブックブック
http://book.agilemedia.jp/

書評ポータルサイト。無数にあるブログ上の書評を集約し、注目の書籍を抽出することができる。

ページランクに似せて、Twitterの被リンク数や投票数などによって注目度を計算。

●Google TVを考える。:若手研究員の眼 2010
http://www.icr.co.jp/newsletter/researchers_eyes/2010/Reyes2010001.html

TVを見ながら、TVの画面上で同時にネット検索が可能。ネットの様々なアプリがTV画面上で作動する。

新しい生活シーンが始まる。TV上で検索連動広告(ひょっとしたらTV番組連動広告)が展開できる。

●ヤフーが電子書籍戦略語る、新サービス「Yahoo!ブックスタンド」をデモ
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/event/ceatec2010/20101005_398181.html

Androidタブレットで「Yahoo!ブックスタンド」をデモしながら、「Webのコンテンツを売れば、それが電子出版、そして電子書籍だ」、と。

おっしゃる通り! http://xbrand.yahoo.co.jp/

●DNP - 大日本印刷 CHIグループ 電子図書館の構築支援サービスを開始
http://www.dnp.co.jp/news/1222247_2482.html

図書館に3つのサービス:電子書籍コンテンツの配信・販売/デジタルアーカイブの発信/図書館からの情報発信。

国内初ハイブリッド型総合書店。また教育・学術市場である公共・大学図書館にハイブリッド出版流通の仕組みを提供。

●WEB新書 スマートフォンからの購読・閲覧に対応
http://astand.asahi.com/webshinsho/help/info.html

「WEB新書」は「記事切り売り」電子書籍。新聞や雑誌から選び抜いたニュース解説記事や特集など5000字前後でまとめたもの。

新たに対応したスマートフォン版は、目次ジャンプや文字サイズ変更といった機能を備えた。iPhone、iPadにも対応。210円。

●EPUB形式の電子書籍が簡単制作できるExcel用アドオンアプリ「Bunraku」
http://www.bun-raku.com/

EXCELからというのが斬新。出版・印刷の現場からでなく、オフィスからの発想。また「68歳」ゆえの発想。

写真などの図版やテキストをドラッグ&ドロップでページ上に配置するだけで電子書籍が作成できる。さらに専用ビューワーと本棚機能も。

●Libraries Say ”No DRM”;Springer Agrees
http://www.publishersweekly.com/pw/by-topic/digital/content-and-e-books/article/45000-libraries-say-no-drm--springer-agrees-.html

DRM無しに踏み切ったことで、e-Bookのダウンロード数は07年から09年にかけて倍増し、図書館の「投下資本利益率」も向上。

現在PDF版でのみだが、ePUB版での提供も検討。またMyCopyとして、白黒印刷のPOD版を24.95ドルで。

●Ibis Reader
http://ibisreader.com/

ブラウザベースのePub電子書籍ビューア。HTML5+CSS3+JavaScriptで制作されたePub電子書籍ビューワで、アプリケーションを

ダウンロードする必要が一切ない。作品データをブラウザメモリ内にダウンロードし、オフラインで閲覧する機能も。


今回の配布数はE-Mailで約2000通です。