電子書籍とBIGLOBE

2011.09.05

NECビッグローブ・現ビッグローブ  佐々木 浩

 電子書籍が世の中で騒がれ始めてから各社で様々な事業が立ち上がりまた、消えていきました。ご他聞にもれず、BIGLOBEも電子書籍事業の端に名を連ね、PC、携帯、スマートフォン展開を行ってまいりました。
 振り返ってみると、ここ十数年で、携帯電話を全員がもつようになり自宅でも高速回線が当たり前のようになりました。ネットの時代は、ものすごいスピードでボーダーレスに事業が展開していることを実感します。法整備が追いつかない状況がしばらく続くでしょう。そこで、単純に疑問に思うことは、世界で、日本のコンテンツは普及するか?ということです。
 先日、サンディエゴのコミコン、パリのジャパンエキスポにお邪魔しました。数万人の人でごったがえす中、日本文化がしっかり展示され、人だかりができている状況を見て、やはりコンテンツに国境はないのではないのかと思った次第です。コミュニケーション技術の発達で、文化のユニバーサル化が進みいつの日にか、消費者の動向は国や文化の違いではなく、個人の趣向で細分化される日がやってくると思えてきます。未来の来る日に、BIGLOBEも、デジタル流通の担い手の1つとして参画していることを夢見ながら、活動していきたいと考えます。