5月26日開催第8回記者懇談会報告


【報告事項】

小学館「マルチプラットフォームによる『週刊デジタルポスト』電子配信開始 !」

(報告者:小久江哲郎)

2004年5月20日より世界初のマルチプラットフォーム型デジタル週刊誌が毎週木曜日に発刊される事となった。「週刊デジタルポスト」は小学館が発行する週刊ポスト(11年連続売上第一位)を販売サイト大手のイーブックイニシアティブジャパンが小学館グループ会社ネットアドバンスの編集協力により販売するデジタル週刊誌。パソコン、携帯電話(バンダイネットワークスが配信)、ΣBook(松下電器)、ホテル端末(ルーネットがサービス開始)でのマルチプラットフォーム閲覧・購入が可能。配信サービスは記事単位で行われ、読みたい記事のみを購入(42円?63円)することが可能になり、若年層・女性層などの新たな読者層の開拓が期待出来るという。様々な端末への配信プラットフォームを構築することで、ユビキタス社会へのデジタルコンテンツの安価な提供が開始される。


東芝「東芝の提供する電子書籍端末『ΣBookとSD-Bookコンテンツ』」

(報告者:佐藤千馬)

松下電器に続き、東芝が電子書籍市場参入を果たした。5月8日発売開始のサービス概要はΣBook端末とSDカードにコンテンツをパッケージ化した「SDブック」の端末とコンテンツ融合ビジネスという。30?50才台のユーザをターゲットに、ロングセラーコンテンツダウンロードの手間を省き提供する。またダウンロード型では一冊ずつ提供する予定。端末、コンテンツともECサイトと電器店での販売で開始し、順次書店店頭での販売も企画中。またドキュメントビューアも夏から発売予定。


小学館「インターネットオークションでのコンテンツ海賊版事件と著作権保護対策」

(報告者:大亀哲郎)

小学館の発行する「ランダムハウス英語辞典」CD-Rの不正コピー版がヤフーオークションを悪用し海賊版として販売されていた事件で、東京地方検察庁は同社の著作物を侵害したとして山口県周南市の男性を著作権法違反で起訴処分とした。同社は本件を重大なる著作権違反ケースとして、著作物の無断複製に関する利用者の法的認識と遵法意識の向上を求めるケースとして告訴していた。


データベース振興センター「データベース白書2004 ?ユビキタス社会を支える知的資源」

(報告者:内村研一)

2004年5月31日 B5版 394ページ 販売価格5,775円
第19回目の刊行となる白書であり今回のポイントとしては
1. 2003年はDB市場の頭打ちからの回復年?
2. ブロードバンドの爆発的普及と新たな成長分野
3. 現場利用事例とデジタル教材の共有・再利用例


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