電子出版アワード2022 (第16回) 候補作品リスト

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選考委員:落合早苗 近藤勲 鷹野凌 福浦一広 馮富久 神宮司信也 下川和男
参考:過去の授賞作品リスト(Wikipedia)

日本電子出版協会は設立37年年会費6万円~月2回程度Webセミナーを開催
※様々な委員会で情報交換や交流が行えます。

投票は12月5日23:00で終了します。各ジャンル賞、大賞の発表は12月21日16:00@Zoomです。

■ デジタル・インフラ賞 ■
LibrariE(日本電子図書館サービス:JDLS)
導入図書館がこのほど600館に到達した(2022年8月15日現在615館、うち公共図書館306自治体)。取り扱い電子コンテンツ数は、2022年8月15日現在で101,000点強。取扱い出版社数は320社を超えた。2022年10月1日現在、LibrariE含め電子図書館導入の基礎自治体数は436を数え、この結果、日本の全人口の約半数が電子図書館を利用できるようになった(電子出版制作・流通協議会調べ)。
Xfolio:クロスフォリオ(BookLive)
プロ・アマ問わずあらゆるクリエイターのためのポートフォリオ+マネタイズ機能が揃った業界初の統合プラットフォーム。「ポートフォリオ機能」「SHOP機能」「ファンコミュニティ機能」などがワンストップで利用できる。さらに原寸大の作品ファイルをそのまま販売できる「原寸大ダウンロード機能」や閲覧数に応じて広告収益を分配する「広告収益還元機能」も。
MDAM:エムダム(集英社・大日本印刷)
集英社が中心となって開発された総合誌面制作基盤「MDAM」は、雑誌制作ワークフローの標準化と、コンテンツの二次利用を促進するアセットマネジメント機能を備えたシステム。小学館、講談社など、複数の出版社が採用するプラットフォームになっている。
JPRO(日本出版インフラセンター)
出版物の書誌情報のみならず、権利情報、販促情報を収集し、流通・販売等で活用されている出版業界最大のデータベース。2022年11月現在、2,500を超える出版者により、紙書籍310万件、電子書籍47万件、定期誌・増刊2万件、オーディオブック3千件が登録され、一元的に管理されている業界の共有ツール。
JaLC(Japan Link Center)
論文の引用数がノーベル賞でも参考にされていますが、学術関連のWebコンテンツのWeb上のありか(URL)を永続的に正しく指し示す「DOI(Digital Object Identifier)」の日本における正式な登録機関。2014年に設置され、オープンサイエンスをけん引。

■ スーパー・コンテンツ賞 ■
「みんなの家庭の医学」WEB版(保健同⼈社)
出版事業で培った資産(コンテンツとリソース)を「デジタルに再分配」し、1969年創刊の『家庭の医学』をWEB版にした、出版のDX好事例。ポイントはB2B2Cと「未病・余病ノウハウ」。契約企業の従業員や加入者が「日常以上、病院未満」の健康課題を解決するのが「みんなの家庭の医学」プラットフォーム。企業、従業員双方で医療費削減メリットが得られる。
MottoSokka!(ポプラ社)
GIGAスクール端末に対応した小・中・高等学校向けの「本と学びのプラットフォーム」。電子書籍読み放題サービスと、調べ学習応援サービス2つのサービス提供を2022年度から開始した。読み放題の「Yomokka!」は2022年11月1日現在で23社2700冊が読み放題。調べ学習応援の「Sagasokka!」は、最新の百科事典コンテンツが使い放題。2022年度は小・中・高校向けの体験IDも。
NFT版「A Wizard of Tono」(Next Commons)
NFTマーケットプレイス「OpenSea」を通じて販売されるNFTコレクション。NFTを購入したユーザは、トークンゲーティングという仕組みにより、電子書籍をダウンロードできるサイトにアクセスできる権利が付与され、「Borrowable NFT」と名付けた独自のコントラクトにより、NFTを通じた電子書籍の貸し借りも実現するのが特徴。権利の部分にNFTを最大限活用したユニークなコンテンツ。
早慶和書電子化推進コンソーシアム(早稲田大学図書館・慶應義塾大学メディアセンター・紀伊國屋書店)
活動趣旨に賛同した出版社から2022年10月より1年半の期間限定で約1200点のコンテンツ提供を開始。利用実験を通じ図書館と出版社の双方にとってプラスとなる、大学図書館向け和書の新しい電子書籍購読モデルの構築を目指す。
有斐閣Online(有斐閣)
有斐閣が運営する有料の法律系コンテンツ配信サイト。これまで紙媒体で提供してきたさまざまな情報を、デジタル技術を用いて利用しやすい形で配信するとともに、ウェブの利点を活かしたウェブオリジナルの記事もあわせて配信。
インターネット白書ARCHIVES(インターネット白書編集委員会)
1996年版から20年以上にわたる書籍年鑑「インターネット白書」の記事(PDF)を、誰でも無料閲覧できるサービス。編集委員会はIAjapan、JPNIC、JPRS、インプレス・サステナブルラボ。発行人はインプレスR&D。

■ エクセレント・サービス賞 ■
Amazonオーディブル(Amazon Audible)
2022年1月にコイン制から聴き放題制へ移行。このことで、ビジネスや自己啓発系のオーディオブックから、小説などへ対象ジャンルが拡充、つれて22年7月時点の会員数は、21年12月から22年7月へ25%アップ。聴取時間も135%アップ。さらに、「オーディオファースト」や、「独占配信(例:U-NEXTが手掛けた小説のオーディオブック版)」にも着手。
アクセシブルライブラリー(メディアドゥ)
いつでも、どこでもアクセシブルな電子書籍を楽しめる視覚障害者のための電子図書館サービス。視覚障害者に特化したUIで視覚障害者が自力で操作することが可能。最新技術による滑らかで聞き取りやすい音声自動読み上げシステムを搭載。
pTa.shops(IPGネットワーク)
出版社向け「オンデマンドプリントTシャツモール」。出版社が保有する各種コンテンツをオフィシャルTシャツとして商品化。オンデマンド技術により、注文ごとに1枚ずつプリントして発送するため、売れ残りのリスクもなく、柔軟に販売できるのが特徴。
Gihyo Digital Publishing (技術評論社)
Gihyo Digital Publishingは技術評論社が運営する電子出版サービスです。オープン当初からPDFに加えて、リフロー型EPUBの提供に取り組み、2022年11月現在3,600点を超えるタイトルを配信しています。配信データにソーシャルDRMを利用していることが特徴で、日本国内ではいち早くギフトコードを活用したデジタルコンテンツの配信を実装するなど、紙と電子の価値を高めた電子書店として多くのユーザに利用されています。EPUB 3ベースの電子出版の定着に影響を与えた電子書店の1つです。

■ チャレンジ・マインド賞 ■
ジブリ作品の場面写真の無償公開(スタジオジブリ)
スタジオジブリが2020年9月、自社作品の場面写真の無償提供を始めた(同年12月完結。最終、24作品/1178枚)。「著作権」と作品の「持続可能性」とのバランスについての、ジブリなりの「解」。「著作権を緩めて、みんなが使いやすい環境をつくらないと、(作品が)消えちゃう(鈴木プロデューサー)」という危機感が背景にある。「常識の範囲でご自由にお使いください」だけが活用の条件だ。
YourEyes(スプリューム)
電子化されていない書籍をカメラで読み取り、音声化する、視覚障害者のためのサービス。AIで版面解析等を行い、OCRした内容をAIで修正し、音声化する。AIで修正できない箇所に対しては、ボランティアツールという人による修正ツールが用意されている。修正され、正確な読みとなったデータはパブリックデータと呼ばれ、他の利用者とも共有される。
S-PACE:スペース(小学館)
小学館とLATEGRAが共同開発したメタバースで、8月29日にβ版を一般公開。スマートフォン、PC、タブレットでアクセスできる。基本的には無料。エントランス、イベントスペース、グローイングタワーのほか、美的スペース、コロコロスペースなど小学館の雑誌をテーマに作られたスペースなどが用意されている。今後は、同時接続機能、決裁機能、コミュニケーション機能なども実装していく。
JLReq-d プロジェクト(W3C JLReqタスクフォース)
W3Cが公開してる「日本語組版要件(JLReq)」は活版印刷技術を基にした400頁もの仕様書で、多くの国が自国の組版を英文で紹介する発端となった。「JLReq-d」はWebや電子書籍に代表されるデジタルテキストにフォーカスした新しい日本語組版要件文書プロジェクトで世界から注目されている。
HykeComic(HykeComic)
ウェブトゥーン事業への参入が相次ぎ、スタジオやレーベルが次々と立ち上がってウェブトゥーン熱が高まる中、ウェブトゥーン向けに特化してリリースされたアプリ。今後のウェブトゥーン市場を盛り上げてくれることを期待して。

■ エキサイティング・ツール賞 ■
Thorium Reader(Thoriumプロジェクト)
"Rediumの後継としてOSSプロジェクトとして開発が進むEPUBリーダー。OPDS仕様に対応している他、MathMLの描画など、高機能。最新の2.2で、アクセシビリティに関するメタ情報の埋込対応が予定。https://github.com/edrlab/thorium-reader/issues/1332
NICE CAMERA(キッズプレート)
PC1台でZoomなどのリモートツールを使って、カンタンにアバター操作ができるのが特徴。単なるアバターコミュニケーションだけではなく、他のユーザとメタバース空間を共有できるユニークな機能を持つ。オンライン会議が一般化した今、次世代メタバースコミュニケーションの扉を拓く可能性を持つアプリ。
コミチ(コミチ)
マンガ投稿サービス。作品の分析や共同制作機能、マンガ家向けサイト制作機能や読者層分析、ストア機能や他媒体でのマネタイズ、マンガ広告の紹介などを行う。縦スクマンガ専門ストアや、ウェブマンガ誌制作ツール、電子出版サポート機能なども提供。
World Maker (集英社)
マンガのネーム制作アプリ。絵が描けなくても、スマホで脚本を書き、コマ割りテンプレートを選び、背景・キャラクター・オノマトペなど用意された素材を配置することで、簡単にネームが制作できる。

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