今月の声 「中国のデジタル・コンテンツは100万点!?」

2005.09.01

イースト  下川 和男

 北京国際ブックフェアに行った。
 その際、北京大学の信息管理系(図書館情報学と出版・編集学)の王学部長、李先生と情報交換した。中国にはデジタル化されたコンテンツが何点くらいあるのかという話題で、李先生の論文には広東中山省立図書館のデジタルライブラリーは52万点が利用可能とある。
 北京大学方正集団は、毎年10万点の書籍をデジタル化しているとのこと。
 米国のデジタル図書館会社が、中国で100万点の書籍を配信するとの噂も流れている。
 7億文字の 「四庫全書」のテキスト化も完了しており、国家規模で、デジタル化が推進されている。
 日本は最新の「電子書籍ビジネス調査報告書2005」に6万点とあるが、民間の地道な努力では、差が開くばかり。