2014年03月26日 デジタルコミックの現在とマンガボックス

2014.03.26

日時: 2014年3月26日(水) 15:00-17:00
場所: 飯田橋:研究社英語センター
料金: 2000円(JEPA会員社は無料)
参加: 203名
演題と講師:
・デジタルコミックの現在:まつもとあつし氏(ジャーナリスト/コンテンツプロデューサー)
・マンガボックス:川崎 渉 氏(DeNAエンターテインメント事業本部 企画推進部) 【講演音声】
・対談+参加者との意見交換+Q&A 【講演音声】

デジタルコミックの現在と未来
2013年は大手マンガ誌が相次いで電子化を進めました。講談社のDモーニング、集英社のジャンプLIVEなど、単なる電子化ではなく各誌それぞれ工夫を凝らした取り組みを行っています。
2011年の電子書籍元年以降、出版を巡るバリューチェーンが変化を迫られていますが、マンガのそれは作者と編集との関係、雑誌と単行本の位置づけ、広告や課金によるビジネスモデル、映像化などの原作としての意義、海外での海賊版による機会損失、など多岐に渡る論点を含んでいます。それらを俯瞰してみることで、出版社ではないDeNAがマンガボックスのスタートでなぜ成功できたのか、またこれからどのような出版バリューチェーンの中に自らを位置づけようとしているのか、そのヒントが得られるのではないかと考えています。マンガボックス
2013年12月に開始してからマンガボックスは300万ダウンロードを突破しようとしています。 急速に受け入れられた理由を説明するとともに、DeNAがどういった思想に基いてマンガボックスを創ったのか、そしてこれからマンガボックスをどうしていきたいかをご説明します。
また、マンガボックスの動向を踏まえて、ネットにおけるコンテンツ創造についての考えをお話します。すでにネット流通が進んでいる音楽や動画に続いて、マンガがどうなっていくのか、後半では参加の皆様との討論も予定してします。
マンガボックスは樹林伸氏を編集長に向かえ2013年12月に創刊したマンガ雑誌アプリです。ユーザーが無料で質の高いマンガが読めるだけでなく、マンガ制作者に発表の場を提供するプラットフォームサービスです。

参考:(Webサイトリンク)
「マンガボックス」
「マンガボックス」のUI・企画・ビジネスモデル
講談社と小学館を動かしたDeNA「マンガボックス」
「Dモーニング」
「ジャンプLIVE」