キーパーソン・メッセージ

2017.05.01

電子書籍雑感

じほう 斉藤真木

 日本のタブレットの普及率は19.5%、世代別上位は30代25%、40代21%で、アメリカ57.2%、英国55.6%、ドイツ45.8%、中国47.3%、韓国34.1%とかなり差がある。
 電子書籍の普及率は、日本24.2%、米国51.9%、英国46.0%、ドイツ30.1%、中国83.2%、韓国53.0%とタブレットの普及率同様に諸外国から大きく後れを取っている。
 電子書籍の普及率をみると元年は遠いと感じてしまうが、タブレット所有者の電子書籍利用率は40%をこえているとの調査もあり、タブレットの普及率が海外並みになってゆけば電子書籍の普及率もあがると考えられる。また、電子書籍ならではの魅力的コンテンツを作ることができれば電子書籍によってタブレットの普及率をあげることができるかもしれない。
 我々出版社は当然の業務である魅力あるコンテンツの作成(紙でも電子でも)とともに財産である過去制作したコンテンツの電子化を行い来たるべき電子書籍元年に備えていかなくてはならない。

2017.04.03

権利クリアランス業務の積み重ね

ユニフォトプレスインターナショナル  太田 智徳

 今は著者や編集者、制作者がウェブ上で必要なアタリ画像(サンプル)を探し出すことが容易になったため、出版や販売を可能にするための使用許諾の取得、その他の権利クリアランスや高解像度データの入手という業務をいかに円滑に行うかがポイントになってきております。

 特にデジタル教科書や教材の制作が急激に増えた時期でもあったため、画像だけではなく映像や音声、文章などの新たなコンテンツの権利クリアランスが加わり、使用許諾先も国内外の法人や個人、官民組織と多岐に渡りました。そして映像が加わったことで映り込んでいる人や団体など許諾先の種類や数も相当増えました。

 このような変化の中、フォトエージェンシーとしてさらにクリアランス業務を積み重ねて行きながら、使用者側に対してはまずはトラブルが起こらないようにすること、許諾に至るまでの期間を短くし、コストが軽減できるように代替コンテンツの提案などフォトエージェンシーとしてのネットワークとノウハウを生かした方法でコンテンツ入手から使用許諾までの一連の業務をバックアップしていきたいと思います。

 今後も益々デジタル時代におけるコンテンツの利用形態やそれに伴う権利クリアランスの手法も変化をしていくと思います。現場で実務を行っていく者として使用者と権利者の利益に少しでも貢献出来るように真摯にこの業務に努めていきたいと思います。

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