キーパーソン・メッセージ

2017.08.02

「Advanced Publishing Laboratoryについて」

イースト株式会社 下川 和男

 Advanced Publishing Laboratory(以下「APL」)は大手出版4社と出版デジタル機構がW3Cの東アジアホストである慶應大学SFC研究所と共同で設置した標準化研究・推進団体です。
 2010年度の総務省「電子出版基盤整備事業」でEPUBに縦書き、ルビ、禁足、縦中横などの日本語組版が実装されました。2012年には「電書協EPUB 3制作ガイド」も公開され、EPUB 3は日本でも電子出版物を様々な電子書店に提供する際の標準形式となっています。
 EPUBの推進団体IDPF(International Digital Publishing Forum)は、今年2月、正式にW3Cに統合され、今後の仕様検討はW3Cで行われることになりました。
 この動きに呼応し、今後のEPUB標準や日本での電子出版を研究・推進する目的でAPLが設立されました。JEPAはAPLの設立や運営に協力しております。

 以下のWG(Working Group)が活動を開始しており、
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 各WGのメンバーは招待制ですが、WGによっては誰でも参加し議論できる場を用意します。また、WGの進捗状況や様々な新技術を紹介するセミナーの開催やドキュメントの公開も行う予定です。

2017.07.03

『好機』

小学館 田中敏隆

二年半前の『キーパーソン・メッセージは〝転機〟という題で書いたこと』を三瓶事務局長からのメールで思い出した。転機をつかんだかどうかは、各社各様に業界の激流に流されつつ、変化するしかなかった数年なことだけは、共通しているだろう。

紙のビジネスとデジタルのビジネスが併走している会社は何れも同じだと思うが、電子書籍の元年以前から先駆けのデジタル・ビジネスを始めようとしては、敵は社内にあり・・・と悩まされた。

しかし、時が遷り、IT企業や同業他社がチャレンジを繰り返すようになる。敵は社内でも、今までのライバルでもない。従来型のビジネスを維持しつつ、新たなビジネスにチャレンジすること!誰も止める人はいない。これを〝好機・・・チャンス〟と捉えて挑戦をしたり、新発想を取り入れられるか・・・そのように考えると、実はボールが自分の手元にあること・・・に気がつく。

自分が迷ったり、戸惑ったり、実はブレーキを踏んだりしていないか。自分を見つめ直せば、今の難しい時代は〝好機〟に変わると思いたい・・・のは、私だけだろうか・・・・。

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