2025年7月30日 生成AI時代の大学ー学び・研究・知の再構築

2025.07.02

生成AIの急速な進化は、世界各地の産業や文化に影響を与え、デジタルトランスフォーメーション(DX)をさらに一歩進めた「AIトランスフォーメーション(AX)」の時代を切り拓こうとしています。こうした変化は大学にも大きなインパクトを及ぼしており、教育・研究・大学のあり方そのものが再定義されつつあります。教育工学とテクノロジーの進歩に詳しい加藤先生に、高等教育のAXについて、解説していただきます。

申し込みは https://www.kokuchpro.com/event/20250730/

1. 生成AIとは何か、なぜ大学で注目されているのか?
 - ChatGPTに代表される対話型AIの登場が、教育と「知」の関係にどのような地殻変動をもたらしているのかを読み解き、AIリテラシーの重要性についても考察します。
2. 授業と学習の現場での活用と課題
 - 教材作成、フィードバック、自学支援などでの活用事例を紹介するとともに、学習評価や倫理的課題についても掘り下げます。
3. 研究活動における支援と新たな知の創出
 - 文献検索・要約・執筆支援・思考の補助などの具体例を通じて、生成AIが研究スタイルに与える影響を具体的に示し、研究者の役割がどう再定義されるかにも触れます。
4. 大学運営・組織運営におけるAIの活用
 - 業務の効率化、学生対応の自動化、学習データを活用した意思決定支援など、大学経営におけるAI活用の可能性と今後の展望を紹介します。

■講師:東京通信大学 教授 加藤 泰久先生
京都大学大学院工学研究科修士課程修了、スタンフォード大学大学院教育学研究科修士課程修了、熊本大学大学院教授システム学専攻博士後期課程修了。博士(学術)。
1990年日本電信電話株式会社情報通信研究所入社。音声処理・教育・検索システム等の研究開発に従事。NTTラーニングシステムズにおいてスマホ・タブレットを対象とした教育サービスManavino(マナビノ)のシステム開発・運用を担当した後、UX/サービスデザインの研究開発、産学連携の推進業務を担当。
2018年4月より東京通信大学開学に伴い、情報マネジメント学部教授(現在に至る)。
現在の研究分野は、ICTによる学習支援・学生支援(eラーニング、eポートフォリオ、学習意欲)・情報環境デザイン・学習環境デザイン

■ 開催概要
日時:2025年7月30日(水)16時~17時半
料金:どなたでも無料
会場:オンライン YouTube Live(定員ナシ)またはZoom(100名)
主催:日本電子出版協会(JEPA)