2025年11月5日 アクセシブル電子出版のための保護と流通の新しい標準 ― ISO/IEC国際規格Readium LCPとJIS化の展望
2025.10.13
【オンライン参加】 ⇒ 【対面(定員20名)】もあります。
EDRLab – European Digital Reading Labの主要メンバーをお招きした、国際セミナーです、 日本語の逐次通訳付きです。
・世界の図書館におけるLCPの導入事例
Hadrien Gardeur(EDRLab)
・読書システムやサーバプラットフォームにおけるLCP要件実装
Laurent Le Meur(EDRLab)
・LCPのISO/IEC国際規格化とJIS規格化
村田 真(情報アクセシビリティ機構、東日本国際大学)
※参考URL
EDRLab https://www.edrlab.org/
LCP https://www.edrlab.org/projects/readium-lcp/
申し込みは https://www.kokuchpro.com/event/20251105L/
■講師
Laurent Le Meur 氏
ローラン・ル・ムール氏は、欧州デジタル読書ラボ(EDRLab)のディレクター兼CTOであり、Readium財団の会長も務めています。コンピュータサイエンスを専門とし、過去30年間にわたり革新的なソフトウェアプロジェクトを管理してきました。そのうち直近の10年間はEDRLabを率いています。
2015年に設立されたEDRLabは、100を超える法人会員と10名のチームメンバーを擁し、数々のプロジェクトを成功させてきた、国際的な共同開発ラボとして不可欠な存在となっています。
その中でも、Readium LCP DRMは、様々な電子出版物を保護するための主要技術として確立され、現在ではISO規格にもなっています。Readiumツールキットは、様々な読書システムの開発者に選ばれているオープンソースライブラリです。Thorium Readerは、デスクトップ、ウェブ、そして近日公開予定のモバイルデバイス向けの無料読書アプリケーションです。デスクトップ版ではEPUB、PDF、DAISY、オーディオブック形式の出版物に対応しています。Read My Bookは、簡単にローカライズ可能なAmazon Alexaのスキルです。これにより、印刷物の読書が困難な人々が、音声操作だけでAmazon Alexaデバイスを使いオーディオブックを聴くことができます。
また、ローラン氏はEPUB規格の進化に継続的に参加しており、W3Cの軽量パッケージングフォーマット(Lightweight Packaging Format)およびTDM予約プロトコル(TDM Reservation Protocol)のエディターも務めています。
Hadrien Gardeur 氏
アドリアン・ガルデュール氏は、欧州デジタル読書ラボ(EDRLab)の副ディレクターです。電子出版の分野で20年の経験を持ち、これまで数多くの読書アプリ(ネイティブモバイルアプリ、ウェブアプリ)の開発を主導してきました。また、Readiumプロジェクト(モバイル、デスクトップ、ウェブ向けの読書エンジン)ではリードアーキテクトを務めています。
以前は、Feedbooksの共同創設者兼CEO、そしてDe Marque社のプロダクト責任者を歴任し、あらゆる規模のチームを率いて、配信、小売、図書館、読書アプリといった各プラットフォームに携わってきました。
2008年以来、EPUB規格のすべての主要な改訂に携わり、W3C(およびその前身であるIDPF)にも積極的に参加しています。
電子出版フォーマットに加え、彼はReadium LCP(電子出版物を保護するためのISO規格)およびOPDS(電子出版物のための配信規格)の共同作成者でもあります。
村田 真 氏(情報アクセシビリティ機構)
河村 宏 氏(ATDO、招待検討中)
■ 開催概要
日時:2025年11月5日(水)14時~16時
料金:どなたでも無料
会場:オンライン YouTube Live(定員ナシ)またはZoom(100名)
主催:日本電子出版協会(JEPA)・情報アクセシビリティ機構